改修工事 2023.12.012024.03.20 板金屋根 仕込七割 仕上三割ガルバの屋根がつきました。その上の窓枠も白でスッキリとしています。「仕込みで7割、正確な数値で準備したんで、今日1日でできます。」全くその通り、準備で7割、板金まで辿り着くの大変でした。まずこの屋根を修繕するにあたり、建築当初から存在したか... 春雨 樋 掃除 柿渋主屋西側白ターポリンの壁 樋で気分を良くしている場合ではない。そういえば、昨年中に終了している主屋西側、白ターポリン施工の際の、1m先が見えない土埃を忘れていないか。案の定、土が樋を塞いでいた。屋根にうっすらと積もる土埃といえど集積するとな... 春雨 樋 屋根のブルーシート 主屋の樋の補修が全て完了し、足場を取る。春の雨は、痛んだ木造家屋にとって一年で最も厳しい季節といえる。霙か北よりの強風混じりとなる場合もあれば、東風の慈雨となる場合もあり、天気模様の振れ幅が激しい上、東西南北のどこから雨風が吹き込んでくるか... 左官 壁面黒漆喰 瓦部ナマコ漆喰仕上げ隠居家 黒漆喰仕上げ、瓦部ナマコ漆喰仕上げ。期末3月締めの補助事業の仕事は、左官の仕上げの季節として本来がよろしくない。湿度と空気中を舞うチリを防ぐシート掛けするも、乾燥ぎみの空気にピリピリした緊張感。敢えてこの距離から…。文章でご説明しま... 戸袋 雨戸 柿渋前回からの続き、隠居家。鴨居、敷居を取り替えずの雨戸交換、戸袋も「使用する気持ち」的な所まで辿り着く。取り替えた雨戸のオリジナルは、度重なる風雨を耐えぬき、なんとか1枚だけ残る。戸1枚に対し、板1枚仕上げの雨戸。きちんと保管しておきましょう... 戸袋 鎧 景観こうゆう日に限って風速10メートル予測。画像下に三人大工がおります。さあ、どこで作業しているでしょう?答えは主屋戸袋、その側、隠居家雨戸。人材不足の現代において、本日も感謝の心で精進して仕事に励んでおります。重景地域においては、植栽も景観に... 板金 屋根 大和張主屋 軒の雨をしのぐ屋根補修。事の起こりは日本家屋におけるトイレ事情であるが、ちと話が長くなりそうなので割愛しよう。勝手口からトイレへの導線に不可欠な軒下であった事は間違いあるまい。軒の基礎的な構造を見れば一目瞭然。主屋の建築当初(明治28... 板金 にわか雨 vol.2前回、板金工事における補助事業の関心の薄さについて述べた。明治以降の和洋折衷建築は、人気が高まる一方で、観光で経済的救済やら伝統的工法、耐震ありきで入ってしまうと「出口が見えない」事態に陥る事例は枚挙に暇がない…。ここはみすゞの詩のごとく「... 板金屋根 にわか雨 隠居家 補助対象外の板金換えの為、手前屋根のはつり。これが今回とても重い課題なのです。今回の板金施工が補助対象外となれば、隠居家、洗いのサイディング下に使われている水切として板金も補助対象とならない。つまり、懐かしい景色が残せるのかどうか、... 漆喰 土質隠居家 能登での震災後、ようやくスケジュールの調整を経て、壁面修理に伴う屋根漆喰が施される。南面である為、台風の度に水の浸入が心配された箇所でもある。壁との取合にピタリと蓋する事によって水の浸入を防ぎながら、かまぼこ状にみえる漆喰を、全体と... 色 谷 収まり民家暮らしの住民にしてみれば、波板トタンの仕様は、以前も話した通り、ルネサンスに近いものがあった。何しろ施工面積の大きさに対しての重量、コストがライトで、且つ頑丈で長持ち。しかし音や室温の穏やかなる遮断といった事になると土と瓦で施工したもの... 横板 トタン貼り 雨樋 当然ながら素屋根である。耐震構造ではない。というものの、新たなる杉の柱に、虹色の光を届ける翌朝であった。今回の素屋根が終わり次第、能登の被災地へ。能登の震災直後、既に現調査を済ませて、元旦らしい事を考える時間ナシ。トタン貼りと同時に、雨樋が... 基礎 ズレまくる瓦 ブチらない心ブルーシートから素屋根への変更届け...大変な事です。いくら補助内容からは該当を外れて、実費修繕にせよ、ここは伝建地区。修繕内容変更を設計を通して、行政へ認可頂く必要性ありです。初動の段階、素屋根案を設計で進めた為、提出できる図面、寸法など... 雪 ブルーシート 波板主屋。予定のブルーシート掛けに暗雲垂れ込める図。雪というのは不思議だ。水ならば流れるものを屋根に留まろうとする。ずれた瓦の間から少しずつ地板にまで水が浸み入ってしまう。ここまでくると屋根に上ってどうこうはできない。敷き石だらけの足場で目眩が... 左官 中塗り隠居屋南側 比較的暖かな一日で、始まりは日だまりの中での作業で安心しておりましたが、あっとゆう間に日は暮れて、夜空の下での仕事になった。予定外の作業とは、上画像の左側、壁面に続く屋根瓦の一番奥の一角に穴が開いており、その穴を埋めるという作業... 追伸:左官の始まり シート作業その1の終わり主屋西側 先日の床はつりが、とっぷり日も暮れた頃で、ジックリ見る時間がなかったと思われる為、画素数を大判ふるまいする事にした。(画像クリックすると大判になります) 左官の始まり シート作業その1の終わり隠居屋南側の左官が始まる。「どうせなら上部の左官もやった方がいいんじゃないか?」といった問いに、「もっともな話だ。」とため息が出る。でも、それでは、意図が伝わらないのだ。1930年代という時代を考えてほしい。関東大震災、世界恐慌のパニック、... 主屋西側シート作業寒さがだんだんと厳しい。主屋西側の防炎シートを一気に貼り終わる予定でスタート。予定では、最上部を残す様な計画でしたが、なんと最上部からまんべんなく覆い尽くしております。15センチ以上の厚さがある土壁へ、シートを張る場合、土壁を貫通した上、木... 3階の足場現る主屋西側 崩壊寸前の壁の亀裂を避けつつ3階仕様の足場が現る。簡素な足場にする予定だったはずで…。こうなると、話は殆ど足場。本日は風もなく、珈琲もここでかと心配したが、やっと降りてきた。主屋東では午前一番にガス管が除かれ、隠居屋東側の雨戸の寸... 足場と鎧板の撤去仕事はじめ。足場をこさえて、主屋側の鎧板張の撤去と、戸袋サイズの詳細を測る。鎧板を外して、床へ据え置いたのが右写真。その場にいたヒトが全員「お疲れさま。」って、つぶやいた。 2013.10.主屋東面と隠居屋南面今回の修景のメインとなる場所です。昭和30年前後までタイムスリップ空間になります。瓦屋根と板金屋根が交錯している場所で、関係者と相当に議論を尽くした修復プランとなります。よく「オリジナルが最も良い」とするご意見があります。確かに主屋は明治に... 2023.10.主屋西側壁面土蔵は江戸時代のものを明治22(1889)年にリノベーション。その西側に隣接す明治28(1895)年築の主屋西壁を、今回は自然災害により緊急的保護としてブルーシートを覆う予定です。 2023.10.主屋竹縁大変な事になっております。もはや崩落状態。竹縁はほぼ撤去し、資料を残す方向性にて動きたい。その際、沢山のアドバイスを頂き、大変参考になりました。minka網代、保管しとくんで。気持ちは分かるけど…。どう考えても危険でしょ。上 主屋庭側下屋 ... 2023.10. 主屋西側明治28(1895)年築昭和59(1984)年に南側を建築当初に近づける修繕がなされて以来、大きな工事をせずに現在へ至る。一時、賃借をする方向へ舵をとるも、莫大な費用で、結局「古民家スパイラル」から抜け出す事は不可能と悟り、賃貸活用はしない... 作業小屋 屋根修繕